こんな〆具が欲しかった~
こんな〆具が欲しかった~
貫通力と強度を兼ね備えるため、刃先はナイフの様な特殊な形状になっています。
円錐状の物とは異なり、〆具を捻った時に魚の脳、延髄を破壊する事が出来るので、より確実に魚を〆る事が可能です。
全長180mm、刃長155mmで日本近海がターゲットです。約10kg位までの魚を〆る事が出来ます。普段の釣行は勿論、カヤックでの釣りにも最適です。
なぜ魚を〆るのか?
釣った魚は即〆してから血抜きし、塩氷に漬けて持ち帰るのが美味しく食べるための現実的な最高の手段で最低条件。
なぜ即〆しなくてはいけないかと言うと・・・釣られた魚が船上で暴れまわったり、クーラーボックスの中で暴れている状態と言うのは、魚の体内にあるATP(アデノシン三リン酸)がどんどん消費されている状態。
魚はATPを分解しながらそのエネルギーで暴れている。
ATPが消費されるとなぜ困るかというと、ATPは魚の死後イノシン酸という旨み成分に変化していくからだ。
ATPが消費されてしまうと言う事は、魚の旨み成分がどんどん抜けてしまうと言う事。
旨み成分を魚の体内に旨くキープするためにも、即〆が必要なのです。
なぜ血抜きをするのか?
これは判り易いと思いますが、血は臭いんです。魚の肉の臭さの大部分は血の生臭さです。
単純に身に血が回っていないほうが生臭さは少ないのです。
そして血は腐りやすいので、血を抜く事により、長期熟成が可能になるのです。
さらに丁寧に処理するならば、雑菌の繁殖し易いエラを取り、分解酵素を多く含み腐りやすい内蔵を取り出すところまでやれば、完璧です。
シイラなどは匂いのきつい魚だと言う事で、嫌いな人も多いと思いますが、即〆、血抜き、エラ及び内臓を取り出してからビニール袋に入れて氷漬けまですれば、刺身としてもフライにしても最高級の素材になりうるのです。